前回の打ち合わせから2週間経過し、2回目の打ち合わせに行ってきました。
修正をしてもらった後のプランで、タイトルの通りリビングにまさかの構造柱が爆誕しましたので、どうぞ最後までお付き合いいただければと思います。
修正されたプランに関する打ち合わせ
プランに対して希望していること
ゾーニングを中心に行っている現段階で、私たちは以下の希望を営業さんと設計士さんにお伝えしています。
- 30坪前後で平家にしてほしい
- LDK・水回りのほかに寝室、洋室×2、書斎、ファミクロがほしい
- 脱衣所から直接外に出て、日当たりの良い場所で外干しできるようにしたい
- ファミクロは水回り付近にほしい
- Forest Selection BFにするかGRAND LIFEにするかは、ある程度かたまった図面と予算の都合から選択したい
30坪前後あるなら、②の条件を叶えることは可能だそうです。
そして、③の「脱衣所から直接外干し」を叶えるためには、南側もしくは西側に脱衣所を設ける必要があります。
しかし西側は公道のため南側に脱衣所を持ってくる方が無難であり、そうすると南側に面して配置したいLDKを圧迫するため配置が難しいんだとか。
そして、さらに水回り(風呂・脱衣所含む)をファミクロに隣接させる(④)と、もともと圧迫されていたLDKをさらに圧迫することになり、なかなかゾーニングが困難なようです…。
最後に、⑤に関しては、意匠性も予算も諦められない完全なわがままです。
これから子育てなど色々なことにお金がかかることが予想されるため、できるだけコスパ良くいきたい…けど妥協はしたくない…と、なかなかフォレストセレクションにするか自由設計(GRAND LIFE)にするか決断できないのです。
そんな私たちに
金銭面からも間取りからも比較できるように、両パターンのプランを考えてきますね
と優しく言ってくださる設計士さんには本当に頭が上がりません。
修正されたプランはどのように変わった?
上記の希望を踏まえながら、それでも最大限にプランニングしていただき、今回は2パターンの間取りを見せていただきました。
しかし、提案された間取りはやはり、上記希望のどれかが犠牲になってしまっていました。
パターン①(Forest Selection BF):③が困難なため脱衣所が北側に位置
パターン②(GRAND LIFE):④が困難なため、ファミクロと水回りが家の両端に位置している
散々わがままを言いながら、それでもなかなか思うようにいかない現実にもどかしさを覚えます。
注文住宅なんだから全部叶えてよ…って思っちゃうよ
モヤモヤとした思いを抱えながら設計士さんの話を聞き続けていると、フォレストセレクションでプランニングしていただいたパターン①の図面について補足があるようでした。
LDKのこの部分なんですが…
構造柱が建ちます
…え?
これがタイトルの回収となる、LDKに爆誕した構造柱との出会いでした。
なぜ構造柱が爆誕した?
住友林業のBF(ビッグフレーム)構法は、木造でありながら鉄骨造と同様の大開口をとることができる、ということを特徴にしていたはずです。
他社ハウスメーカーのように、構造上いたるところに耐力壁が必要となる…ということはほぼありません
契約前の打ち合わせで、営業さんも確かにこう言っていました。
提案いただいた図面で出現する構造柱がいったいリビングにおいてどのような存在感になるのかというと
書斎・畳コーナー側から庭を見た横方向のパースでは、そこに構造柱があるというとがあまり気にならないようにも思えます。
しかし、テレビ側からキッチンを見た縦方向のパースでは…
抜群の存在感を放っている!!
壁ではないにしろ、リビングの中途半端な位置にしかも割と目立つ構造柱が出現する…。
LDK27帖は私たちの希望よりも大きめに確保してくださったようですが、27帖のスペースでさえもBF構法では構造上難があるということでしょうか?
どうしてここに柱が立ったのですか?この柱はなくてはならないものですか?
そもそもこのプランはフォレストセレクションで設計したものです。
フォレストセレクションはある程度の規格に基づくことで価格を抑えているので、使用できる建材が自由設計と少し異なるのです。
Forest Selection BFと自由設計の違い
住友林業で注文住宅を建てるなら、請負契約以前もしくはプラン打ち合わせと並行して、自由設計にするかセミオーダー型の住宅にするか検討することになります。
自由設計であれば商品ごとに、2階建てであれば「MyForest BF」、3・4階建てであれば「PROUDIO」、ふーりん夫婦宅のように平屋であれば「GRAND LIFE」と名称がついています。
一方、セミオーダー型の住宅は「Forest Selection BF」(以下フォレストセレクション)といいます。
自由設計は名前のとおり、世界に一邸しかない完全オリジナルの住宅を構えることができます。法に触れない限り自由に設計できることが魅力的な一方、それなりに値が張ることも特徴です。
自由設計の特徴
- 完全オリジナルのプラン
- オリジナル性が高いがゆえ高額になりやすい
フォレストセレクションはセミオーダー型の住宅です。
・家の外枠と玄関、階段の位置が決まっている(1500通りほどのプラン案から選択)
・外壁はサイディングか総タイルのみ
という制約がありますが、自由設計と同じBF構法で建築されることや玄関・階段以外の間取りは自由であるということにもかかわらず費用を抑えることができる、という特徴があります。
昔はもっと制限が多かったのですが、今は緩和されて玄関や階段の位置と外壁に制限がある程度になりました
「住宅展示場の雰囲気に惹かれ、住友林業で建てたい…けどお金が…」という方にはピッタリの商品といえるかもしれません。
ただ注意点として、複雑なプランになれば自由設計と比較してあまり価格が変わらなくなることがあるようです。
ふーりん宅も坪10万程度の差になるのではと言われています
フォレストセレクションが一番コストパフォーマンスを発揮するのは総2階と呼ばれるタイプの住宅で、平屋はそもそも金額差が生まれにくいとのことでした。
新たにわかったフォレストセレクションにおける制限
そして前項から続く今回の本題ですが、フォレストセレクションで制限していることがさらにあることがわかりました。
それが、梁などの使用できる建材の制限です。
自由設計なら太い梁を使用することで、ここに構造柱なく建築が可能です。
しかしフォレストセレクションなら使用できる建材に制限があるので、この構造柱をなくせるような梁を使うことができません。
以前、「フォレストセレクションで制限があることは、玄関・階段の位置と外壁以外に何がありますか?」と営業さんに聞いたことがありますが
その2つほどだったと思います
と返答をもらっていました。
梁など構造に関する部分は施主がどうこうできる部分ではないため、制限ではないといえば制限ではないのかもしれません。
しかし、自由設計では太い梁が使用できて構造柱が不要になる一方で、フォレストセレクションでは梁の使用に制限があるため構造柱が必要になる場合があるということは、知っておくべき重要なことではないでしょうか。
今回の構造柱が立たなければ、建材に制限があることなんて知りませんでした。
もしかすると、私たちが知らないだけで他にもフォレストセレクションだから制限していることはあるのかもしれません。
しかし、フォレストセレクションで27帖以上のLDKでも構造柱がないプランもあるようです。LDK以外の部屋との兼ね合いで、柱が必要になったり不要であったりしそうです。
フォレストセレクションの特徴
- 家の外枠、玄関・階段の位置はプラン案から決めなければならない
- 外壁の選択に制限がある
- 制限することでコストを抑えるため自由設計より低価格となるが、複雑な間取りにすると自由設計と金額差がつかなくなるときがある
- 使用できる建材に制限がある ←New!!
最後に
構造柱が目立つようにあるのは困る、という話をした後は、書斎の位置やリビングの広さをどれだけ取りたいか詳細を詰めていきました。
私たちは縦に4グリッドと横に5グリッド空間が広がっていた方が、開放的に感じることができそうということがわかったため、縦4×横5グリッド以上は確保してリビングを計画してもらうことになりそうです。
広さを感じる基準は育った環境で異なるので、自分が狭い・広いと感じる大きさを把握することが重要とのことです!
また、南に配置した脱衣室から外に洗濯物を干しに出られるように、水回りをまとめられるよう配置を一緒に考えていきました。
次の修正プランを見せていただくのはさらに2週間後。
構造柱はなくなっているのでしょうか?ドキドキしながら待ちたいと思います。
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