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引き渡し・引越し間近で、家の中が段ボールだらけになる季節となりました。
どれだけ前もって準備していても、引越し前夜って徹夜になりがち…
……なんて書いて放置していたら、引き渡しも引っ越しも済んで新居生活をスタートさせたふーりんです!
今回はセットバックにまつわるお話です。
事の発端は、住友林業と契約して敷地調査を行なってもらったら、建築予定地は「建築基準法42条2項」に該当しセットバックが必要であるということがわかりました。
実際にセットバック工事をするにあたって、市町村や住友林業・外構業者と確認をし連絡を取り合ってすすめていったのですが、
- 市町村から指示されている工事内容はあるがかなりざっくりとしているため、完了検査で工事内容が適切かどうかの答え合わせができる
- セットバック工事が不適切な場合、建物に問題がなくても完了検査は不合格となる
と少しストレスな状況下での工事でした。
セットバック工事含め外構工事を住友林業緑化にお願いした場合、仮にセットバック工事の方法を間違えて完了検査に不合格だった場合、責任を問われるのはおそらく住友林業側です。
しかし、セットバック工事含め外構工事を外注したものですから、セットバック工事の方法を間違えて完了検査に不合格だった場合、当然ながら責任を取るのは私たちです。
セットバックやり直しとなれば、工期も延びてその分費用もかかります…
だから、完了検査に合格したと聞いた時はホッとしました
これまでもセットバックの記事は書いてきましたが、今回は完了したセットバック工事の事例を交えて紹介していこうと思います。
おさらい セットバックとは?
根拠法は建築基準法42条2項
上で貼ったリンクのとおり、セットバックとは「土地と接している道路の幅が4m未満であれば、4mを確保できるように土地を後退させる」ことです。
セットバックした分、敷地面積がちょっと小さくなるね
後退(セットバック)した道路部分は
- 市町村に寄付をするか
- 自主管理をするか
の選択ができますが、それぞれにメリット・デメリットがあるためしっかり考えて決めました。
セットバックが必要かはいつわかる?
私たちの場合はハウスメーカーの敷地調査をして知りましたが、不動産屋から土地を買ったときの重要事項説明で知る方もいるかもしれません。
セットバックが必要な土地でも、分譲地などで土地が整形されている場合は、すでにセットバック工事を終えて販売されているかもしれません。
一方で、地盤改良のように、土地を購入したあとに工事が必要かもしれません。
建築地の近くの土地は、購入してから外構工事でセットバックしていました
市町村から指示された工事内容
私たちの市町村では、「市町村にセットバック部分を寄付する(無償提供)」か「自主管理をする」かで指示されたセットバックの工事内容が異なりました。
この側溝整備には規格が定められており、側溝部分で幅35cm使用し、側溝部分も含めて市町村に提供するのでその分さらに敷地が狭くなります。
さらに、この側溝整備は市町村から一部補助は出るものの、約150万円は実費負担になることがわかっていました。
側溝整備の費用が結構かかるんですよね…
一方で、自主管理とする場合は
と市町村から要求があったものの、側溝整備ほど定められたものはないようです。
この縁石整備費用の見積もりは約60万円でした。
自主管理と言えど、高いことに変わりはない…
費用面のこともあり、現在は自主管理とする人が多いそうです。
私たちのセットバック施工事例
敷地後退部分と道路の境界がわかるように、縁石を設置する
なんて書面で通達されてもちんぷんかんぷんな私たちでしたが、実際工事されたセットバックを見ると、なるほどそうだな!とすぐわかるほど単純なものでした。
私たちの市町村の場合は、もともとあった縁石(今の道路との境界部分)は壊さずに、後退部分にそのまま縁石整備で問題ありませんでした。
縁石は120角を使用し、既存縁石と新設縁石の間が空いてしまうためコンクリートで埋めています。
このまま道路後退部分に縁石を並べて、完了した姿がこちら↓
セットバックはしましたが既存縁石が残っているので、前面道路が幅4mを確保できたのかというと、厳密にはこれではできていません。
ただ、セットバック工事の内容としては指示されていたものに適合したので、これで工事完了です。
いつか本当に4m確保するとなったときは、既存縁石とコンクリートが撤去されるんだろうな…とは思います
まとめ
家づくり初期から悩みのタネであったセットバック工事も、無事完了しました。
セットバックについてはネットで調べても、指示される工事内容が市町村によって異なるためどれを参考にしたら良いのか分かりにくいものが多いです。
「こんなふうに工事するのか〜」と、あくまでもネットの情報は参考程度に、お住まいになる市町村の指示に従って工事を進めることがポイントです!
ここまでお読みくださりありがとうございました。
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