注文住宅を検討するまで、ショールームという存在を知らなかったんですよね…
私、生まれてこの方ショールームという存在を知らずに生きてきました。
「次の週末は○○のショールームへ!」というフレーズはなんとなくCMなどで聞いた覚えはありますが、「ショールームとは何?」で「何をするところか?」は全く知ることも、気になることもなく…。
いや、そもそも注文住宅を考え始めてからはじめましてのことが多すぎる!!
プランのこと、住宅設備のこと、住宅ローン、ライフプラン…etc. しっかり考えておかないと、取り返しのつかなくなる重要なことから、
HEAT20?G3?知らない用語が多すぎて注文住宅の奥深さを知るとともに、数々の施主さんの知識の深さを想像して尊敬と己への絶望の毎日です…。
と、前置きが長くなってしまいましたが、はじめてのショールーム、いろんなものを見て体験してきましたので、そのレポートを行っていきます!
カタログだけではわからない細かい部分もレポートしていきますね!
トクラスのショールームへ
ショールームとはおそらく皆さんご存じ、システムキッチン・システムバス・トイレなどの住宅設備の商品が展示されているところです。実際の大きさや色を見て、カタログではわからない部分を確認することができます。
今回はトクラスのショールームに訪問したので、トクラスのキッチンとシステムバスを見てきました。
トクラスとは?
トクラス株式会社(TOCLAS)という名前は、住友林業で注文住宅を検討してからはじめて知りました。
トクラスの旧社名はヤマハリビングテック株式会社といい、当時ヤマハの100%子会社でした。
トクラスは知らなかったけど、ヤマハは知ってる!楽器メーカーのヤマハだね
ヤマハのピアノのように巧緻な塗装技術を生かして、キッチンの扉が美しく塗装されている商品があることが特徴です。
ショールームを今から訪問した理由は?
私たちはまだ間取りを作成中です。なんなら、まだ契約後の打ち合わせは1回しか終えていません。
「ペニンシュラキッチンにしたいなぁ」「システムバスは1618が良いかな」と考えている程度で、そのシステムキッチンやシステムバスが家のどこに配置されるのか全く定まっていない状態です。
初回打ち合わせで大量の住宅設備パンフレットをもらったとはいえ、そんな状態でショールーム訪問を今から始めようと思った理由は
これから仕事と資格試験で忙しくなるから!!
カタログだけではよくわからなかったから!!
また、打ち合わせは私たちと住友林業の営業さん・設計士さんの4者のタイミングを合わせなければ進められませんが、ショールームなら私たちの予定さえ合えば訪問できるため、忙しくなる今後を考えて今からできることをしておこうと思ったからです。
ショールームの予約をしよう
と思い、ショールームのホームページを開きましたが、ここではじめてショールームはなかなか予約が取りづらいということがわかりました。
平日は予約の空きがありますが、仕事があるので行けません。とはいえ、直近の週末はすでに予約で埋まっており、空きがあるのは早くても2週間~1ヶ月後となっています。
すべての案内に2時間程度所要するので、予約枠も少ないんだろうな…
見に行きたいな、と思っても住宅展示場のように飛び込みで訪問できないため(説明を受けずに自由に見ることならできるかもしれませんが…)、今後も早めの予約・計画が必要だな、と思いました。
週末にショールーム訪問したいなら、早めに予約を入れておくことがおすすめです!
システムキッチンを見学する
まずお聞きしたいのですが、どのカタログをお持ちですか?あと図面はありますか?
トクラスでは住友林業が出しているシステムキッチンのカタログが2種類あるようでした。
私たちはシステムキッチンが「HEYKシリーズ」、システムバスが「HAYBシリーズ」のカタログをもらっていたのでそれぞれ持参していました。
後日営業さんに確認しましたが、2種類のうちHEYKシリーズの方が新しいカタログだそうです。
一部の推奨仕様と提案仕様が異なっており、もし希望の提案仕様が他方のカタログで推奨仕様であった場合、カタログを変更することもあるようですが、基本的に新しいバージョンのカタログで進めていくとのことでした。
図面はまだ検討中なので、契約に使用した図面を念のため持参していました。
キッチンのタイプやシンクと調理機器の位置、カップボードの計画を図面で確認するためだそうです。口頭で答えられるなら、図面がなくても問題なさそうです。
カウンターの特徴
トクラスのキッチンといえば、人造大理石のカウンターが大きな特徴です。
人造大理石を扱っているメーカーは他にもありますが、それぞれの会社で素材が異なります
上の写真は人造大理石のカウンター断面です。上がトクラスの断面、下が他メーカーの断面だそうです。
厚みが全然ちがうね!
断面で薄い場合、強度や耐熱性を上げるために別の部材をカウンターにつけることになるようですが、トクラスの場合は十分な厚みがあるためこれだけで強度・耐熱性があるとのことです。
そんな人造大理石のカウンターは「テノールカウンター」と「ニューグラーナ」の2種類から選択することができます。
テノールカウンター
人造大理石の上に特殊な樹脂を塗装(タフエンボスコート)して仕上げてあります。
汚れ、すりキズに強いことが特徴であり、メラミンスポンジでこすって汚れを落とすこともできます。
アイアンブラック、バーストブラウン、フレークシルバー、ソルティホワイトの4色展開です。
ニューグラーナ
テノールカウンターと同様キズや汚れに強いことが特徴としてあげられます。
ホワイトとファインベージュの2色展開です。
テノールカウンターにはなく、ニューグラーナでは採用できる特徴にハイバックカウンターがあります。
ニューグラーナでハイバックカウンターを選択した場合は推奨仕様、選択しない場合は提案仕様とカタログに記載されています。
この場合、ハイバック部分が不要となるため「提案仕様」と記載されていますが減額となるようです。
提案仕様だからといって、すべてが増額になるわけではありません!
ダイニング側収納
ペニンシュラ、アイランドのキッチンプランであれば、カウンターの奥行きサイズは900と1000の2パターンが選択できます。
この奥行きを利用して、ダイニング側に収納を設けることができます。
900の場合収納は奥行き18cm、1000の場合は30cmです。
奥行き18cmでは、A4サイズの書類は差して入れられない奥行きのため、もしダイニング側収納を書類の収納スペースにしたいと思っているなら1000が良いのではないでしょうか。
ダイニング側収納には契約書類や取扱説明書を入れたいから、1000の方が良いかな
シンクの特徴
トクラスはシンクも人造大理石でできており、商品名は人造大理石マーブルシンクといいます。
オーソドックスな形状の「H2シンク」(左)と、片方のシンクが奥行きいっぱいに使える「奥までシンク」の2種類があります。
シンクはとっても衝撃や汚れに強くて、手入れがしやすいんです!
今から実演しますね!
ショールームの方が、油汚れに見立てて油性ペンでシンクにぐるぐると丸を書いて塗りつぶしました。
え?さすがにその油性ペン汚れは落とせないんじゃない?
おいおい大丈夫かと心配になってしまうほどの油汚れ(油性ペン落書き)でしたが、水をかけ研磨剤のタワシでごしごしこすると…。
消えます!!
ここで消えなかったらそれはそれで大問題だよね~
タワシで週1回程度こすって掃除をしても、シンク表面が削れるのは20年で0.1mm程度だそうです。
20年で0.1mm削れる程度ですので、小傷の隙間に汚れが入り込んで黒ずみが…ということもありません
そのほかにも、鉄球をシンクに向かって落とす実験を見せていただきましたが、もちろんへこみも傷もついておりませんでした。
さて、そんなシンクですがカラーはホワイト、グレー、シックベージュの3種類が展開されています。
カウンターとシンクは段差や隙間のないシームレス接合です。
カウンターとシンクの継ぎ目がないから、見た目がすっきりしているね!
水栓は住友林業のものを支給されるため、トクラスでは選ぶ必要はないとのことでした。
シンク選びで注意しなければならないかもしれないこと
上でシンクは「H2シンク」と「奥までシンク」の2種類あることを書きました。
シンク選びはそれぞれの形状による使い勝手やデザインの好みが基準になるかと思いましたが、もうひとつ選ぶ基準がありそうです。
それは水栓の位置です。
シンクと調理機器の位置関係によって、「H2シンク」と「奥までシンク」で水栓の位置が異なるのです。
具体的に言えば、
H2シンク:水栓が調理機器側に配置される
奥までシンク:水栓が調理機器と反対側に配置される
ということです。
これだけではよくわからないと思うので、図で表示すると
ということになります。
私たちの間取りは右シンク(調理機器が左、シンクが右)ですが、右利きなので水栓が右手側にある方が使いやすそうだな…と思って「奥までシンク」を検討しています。
トクラスの水栓はシンクの真ん中に位置しているわけではないので、利き手や使い勝手を想像して選ぶ必要がありそうですね。
扉は種類が多い!
住友林業では「天然木塗装扉・塗装扉」は推奨仕様、「シート扉」は提案仕様となっています。
これも提案仕様という言葉に惑わされやすいですが、シート扉の方が価格は抑えられるため減額になります。
天然木塗装の方が当然コストはかかっているよね
鏡面仕上げの「シャインカラー」は、さすが塗装のトクラスと言わしめるほどきれいな仕上がりとなっています。
また、「シート扉」はシートの素材を貼り合わせているため継ぎ目が出てしまいます。
写真左のグレーストーンは継ぎ目がしっかり見えていますが、写真右のグロウホワイトは丸みを帯びた継ぎ目となっており、継ぎ目の出方はシリーズによって異なるようです。
細かいところもこだわりたい人は要チェックポイントかもしれません
システムバスを見学する
ひととおりシステムキッチンを見せていただいた後は、システムバスのコーナーに案内していただきました。
トクラスのシステムバスは2種類あるので、どちらのデザインが好みかで選んでもらうと良いと思います
バスタブデザインから選ぶ
「ブロッコ」と「エルゴ」の2種類です。
バスタブの形状と洗い場水栓付近の形状がそれぞれで異なります。
フロアや排水について
フロアはオフホワイトとシックグレーがありますが、オプションでデラックスカラー(デラックスオフホワイトとデラックスシックグレー)に変更することができます。
床はちょっとかためな気がする…
フロアは壁に対して丸みを帯びて施工されており、目地が50mm立ち上がったところにあることから汚れや水がたまりにくいことが特徴です。
目地は掃除をさぼっちゃうとすぐカビが生えちゃうんだよね…。目地の位置が工夫されているから、手入れは簡単そうだね!
まとめ
カタログだけではわからない特徴や色味、質感を直接確かめられたのでショールーム訪問はとても有意義な時間となりました。
検討していた扉の取手が、少し好みに合わなかったということもわかりました
今回トクラスのショールームで知った、私たちが大切だなと思ったことは
- 提案仕様はすべてが増額になるわけではない
- ダイニング側収納にほしい奥行きサイズで、カウンターのサイズを検討する必要がある
- シンクは水栓の位置の観点からも考える必要がある
でした!
私たちは営業さんと日程の都合が合わなかったため、同伴なしで訪問したのですが、もし同伴してもらっていたならその場でどの程度増額するか予算的な話も聞くことができたと思います。
住友林業が設定している価格になるため、トクラスでは価格がわからないとのことでした
システムキッチンの方が大ボリュームの記事となってしまいましたが、ここまでお読みいただきありがとうございました!
次はGW中にTOTOのショールームを訪問する予定です!
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コメント
こんにちは、うちと同じような境遇での契約ですね。
私たち夫婦は26-27坪グランドライフで建てる!と、どうしても入れたいオプションのみで契約をしました。が、キッチンはトクラスが第一候補ですが、今年カタログ変更があり若干値上がりするとのこと…結局早く契約しても値上がりはあるのかとがっかりです。
私たちの着工は来年なのでのんびり計画中です。今後もブログ楽しませてもらいます。よろしくお願いします。
コメントありがとうございます!
まさに似たような状況ですね〜(^^)
契約早くても値上げに巻き込まれるんですね…同じように私たちもなりそうです。
これからもよろしくお願いします!