1日で3件展示場を巡っていたころに出会ったハウスメーカーのひとつが、ミサワホームでした。
横槍(=ふーりん夫親)の対応に追われてふーりん夫婦も営業さんも根負けしてしまい、打ち合わせの中断となってしまったハウスメーカーでしたが、あの時は本当にミサワホームで建てる気でいました。
契約しなかった他のハウスメーカーと比較して、ダントツの回数打ち合わせをしたなぁ~
ミサワホームとは?
ミサワホームは1967年に創業した住宅メーカーです。
後述の、木質パネル接着工法で建てるモノコック構造を強みとして商品化しています。
「デザインのミサワ」と言われるほど、見た目・機能ともに美しいデザインを提供しており、グッドデザイン賞も何度か受賞しているそうです。
トヨタホームとパナソニックホームズ、ミサワホームの3社はプライムライフテクノロジーズの連結子会社となっています。
ミサワホームの構造は?
工法について
2パターンの建て方ができますよ
90mm壁厚の「木質パネル接着工法」と「メタルジョイントウッド工法」のどちらかを選択して建設が可能です。
木質パネル接着工法
フィンランド産の木材を使用しています。
他社では国産の木材にこだわっているメーカーもありましたが、なぜフィンランド産かというと、
フィンランドは1日の日射時間が長く、年輪が同心円状に広がる木材となります。
こういったまっすぐな木が住宅建材に適しているのです。
芯材の中にグラスウールの断熱材を敷き詰め、合板で挟んで90mm厚にした木質パネルを工場で作成します。
このパネルを現場に持ち込み、高分子接着剤、スクリュー釘、接合金物を使用してモノコック構造を造り上げます。
モノコック構造はジェット機にも使われていて、耐久性の高い構造なのです
構造体が強いことを生かして、長スパンで大開口を取ること、天井高を2.8〜3.0mにすることも問題なく可能だそうです。
メタルジョイントウッド工法
木造軸組工法で建設され、接合部に構造金物を使用することによって強度を上げています。
他社でも似たような工法が使われていますね
この工法ってヤマダホームズで聞いたなぁ
詳細はヤマダホームズに訪問したページで紹介していますので、興味があればご覧ください。
説明の内容から、ミサワホームが推しているのは木質パネル接着工法だと思います。
耐震性・制振について
制振装置「MGEO」を標準採用しています。
MGEOは高減衰ゴムであり、
- 温度の影響を受けにくく、使用地域を選ばない(-20~60℃)
- 様々な地震周期に対応可能
- 弾性力が高いため、繰り返す余震にも効果を発揮する
という特徴があります。
この制振装置を使用することで、最大2,000galの耐震性能を誇るようです。
ミサワホームの断熱性は?
ミサワホームの建築技術は、南極基地でも採用されているそうです。
南極はブリザードが吹き荒れて、風が強く寒さも厳しいですが、建物の中にいる人は半袖で過ごしているんです
南極で半袖で過ごせるなんて、断熱性能がすごいのでは…?
木質パネル内のグラスウールは24Kが採用されています。
木質パネル厚は90mmが標準ですが、120mmにすることで断熱性・耐久性を向上させることができるようです。
30mm分、断熱材が厚くなるそうです
UA値は0.5前後、C値については非公表だそうですが
家全体で名刺2枚分程度の隙間程度の気密性です。
断熱等級5は取れると思います。
ということでした。
ミサワホームの特徴について
ミサワホームと言えば、「蔵のある家」ではないでしょうか?
たまーにCMで流れてるよね
天井高1.4mまでの空間は建築基準法上容積に算入されないことを生かし、階段下などに収納スペース(=蔵)をつくる、ということを強みとしています。
個人的には、収納量が増やせる蔵というシステムにすごく魅力を感じました。
蔵の上に部屋をつくるとスキップフロアになるため、ちょっとしたおこもりスペースが欲しい人には良いプランになるのではないでしょうか。
スキップフロアを経て2階をつくると、2.5階建てのような高さになるんですよね。
そうすると、隣家と近くても目線が合わないので快適ですよ。
2階の窓から外をのぞくと、隣家の屋根付近が見えました。
隣家からの視線が気になって、カーテンを開けられないとかはなさそうでいいね
ただ、スキップフロアを取ると必然的に階段が多くなってしまうことはデメリットかな…と思います。
2階まで行くのに階段を2ヶ所上らないといけないのは…割と疲れる…
ミサワホームのメンテナンス・保証は?
構造体が初期35年、防水が初期30年の保証となっています。
一邸一邸に住まいのメンテナンスプログラムを作成し、今後どのような費用がかかるのかわかるようにしています
メンテナンスプログラムのサンプルをいただきましたが、屋根や外壁の張替えがいつ必要で、どのくらいの費用がかかるのか記されています。
35年で約300万円のメンテナンス費用がかかります。
月額8000円積み立てるくらいの額ですかね。
次の打ち合わせは?
話の流れで、ふーりん夫親からの理解が得られていないため、今後の打ち合わせに時間がかかる可能性があるということを伝えました。
ほとんどの親が家を買うのに反対するんですよ。
良いんじゃない、て賛成したあとに何かあって責任問題になりたくないですし。
理解が得られないからもう勝手にしよう、とされる方もいらっしゃいます。
でも、理解してもらえるならその方が後々の関係性とかにも良いですよね。
私はそういう回り道もありだと思っています。
話し合っても平行線、一体どうしたら良いのやら、疲れ切ってモヤモヤとした気持ちになっていた私たちですが、営業さんは「ゆっくり話し合っていけば良い」という考えを示してくれました。
時間をかけてでも理解を得るつもりだったから、押し切って早急に進めるタイプの営業さんじゃなくて良かったな
こうして、親との話し合いと並行して、ミサワホームとの打ち合わせも行っていくことになるのでした。
構造も営業さんも好印象で、建てたいと思っていたのに冒頭のようになってしまったのは本当に残念でありません。
どうしてそうなっていったのか、それはまたのおはなし。
このブログはにほんブログ村の「住まいカテゴリ」に参加しています。
記事が面白いと思ったら、応援ボタンを押していただけると励みになります!
ふーりんを応援する
他の住友林業施主のおうちブログは以下のリンクからとべますよ〜。
コメント