前回打ち合わせでは、ドアや床材、フロアタイルを貼るかもしれないエリアについてお話しをしました。
そのため今回の打ち合わせは、前回の続きで色柄を決めたりするのかな~なんて思いながらいつものショールームへ向かったふーりん夫婦ですが、
じゃあ、外観から決めていきますか~
となり、急遽外観検討コースへぶっ飛ぶことになりました。
外観を決める
好みの外観調べておいて、と以前言われていたけど、もう外観決めるんだ!?
絶対に迷って沼にはまること間違いなしなので、選択肢が少ない方から選んでいきたい、と希望し屋根材から選んでいくことになりました。
屋根について
住友林業で扱う推奨仕様の屋根材はKMEWのコロニアルグラッサというものです。
高耐候のスレート屋根材です
全16色展開でうち8色が標準色、残り8色がオプション色になります。
写真に載っている7色のなかでは、「ピュアブラック」「アッシュグレイ」「パールグレイ」「ココナッツブラウン」は差額なしで選べますが、それ以外の色味は差額が発生するとのことでした。
一瞬ミッドナイトブルー惹かれたけど、差額があるならいいや…
屋根の下に敷いて屋根から漏れる雨水を防水するシートであるルーフィング材は、30年で敷きかえが必要だそうです。
さらに、提案仕様として瓦材も選択可能です。
瓦は高額になりますが耐久性があり、ルーフィング材も60年耐用のものを使用しているそうです。
初期費用は高額だけど、耐久性とメンテナンスが60年不要なことから、一概に高すぎるわけじゃないのかな
私たちがお世話になっているショールームの管轄地域には、景観に制限があり屋根材に瓦を使用しなければならない地域もあります。
しかし、今回建てる地域はそのような制限がないことや、瓦屋根に太陽光パネルを載せる仕様にするとさらなる増額になることから瓦材の選択肢はほぼありませんでした。
外壁について
外観は塗装だけでなく、タイルなどでアクセントをつけたいなぁ~
上の展示場写真のように、一面吹付材が使用された壁ではなく、タイルなどでアクセントがついた外観がいいなと思っていました。
それを設計担当さんに伝えたうえで、外壁のベースとなる塗装材とアクセントタイルに分けて検討することにしました。
吹付材
住友林業では、エスケー化研の「シーサンドコート」と、アイカ工業の「SODO(そうど)」がそれぞれオリジナル塗装として用意されています。
「シーサンドコート」は、ホタテの貝殻、サンゴ、マイカ(雲母石を細かくしたもの)、セラミック着色骨材を素材として使用しています。
光の反射によって、キラキラと外壁が輝いて見えることに魅力があります。
シーサンドコートが捨てがたくて自由設計にしたんだから、ぜひとも取り入れたいアイテム…
そして「SODO」は、日本各地をイメージした落ち着いた色味が展開されています。
「信楽」「備前」といった名前がかっこいいよね~
藁すさのようなものが混ざっており、土壁のような仕上がりで和風建築にはぴったりの塗装剤です。
アイカ工業から住友林業以外に向けて「ジョリパッド爽土」という商品が販売されていますが、住友林業オリジナルの色味が追加されていることが特徴です。
ここで、塗装材について設計担当さんから補足説明がありました。
人の手で塗っていくのでどうしても継ぎ目ができるのですが、濃い色の方が継ぎ目が目立つことがあります
太陽光の当たり方で継ぎ目部分が目立ってしまうことがあり、メーカーが「刷毛引き」「シラスL」などの塗装の仕上げを行うことを推奨しているそうです。
仕上げパターンは施工費用込みで10万円程度かかるとのことでした。
外壁はネイビーなど青く濃い色が好みだったのですが、シーサンドコートやSODOではイメージに合う色がなく…。
シーサンドコートの10や12だと、シーサンドコートのキラキラ感が生かしきれないような気がするんだよなぁ
結局、シーサンドコートのベースカラーから選択しました。
アクセントタイル
外壁タイルはLIXILと平田タイルの2社から選択可能です。
LIXILより平田タイルの方が高価ですね
LIXILは、焼きものの風合いがあるタイルからすっきりとしたボーダーラインが美しいタイルまで、さまざまな表情のタイルを、
一方の平田タイルは、レンガ積みのようなアンティーク調のタイルを多く取り扱っている印象でした。
どっちのメーカーのタイルも素敵…!
タイルも沼にはまる予感
タイルに関しては、自宅でゆっくりとパンフレットを見て考えることになりました。
軒について
いくつかある標準仕様の中で、おすすめはリブ木目軒天だそうです。
溝が深く入っており、凹凸がはっきりしていることが特徴です
思ったより木っぽく見えないような…
その時、横においてあった別の軒天に目が止まりました。
あれはどうですか?
Wood Style軒天と言い、ニチハと共同開発した商品で、最近登場したもののようです。
ただ、あんまり採用される方いませんね…。
お1人いたくらいだったかと。
シート材のような質感で凹凸はありませんが、天然の木材のように色ムラがついているところが私たちには良く映りました。
最近出た商品で標準ではないということは、きっと高いんだろうな…と思いましたが
リブ木目軒天より2,3万円安いです。
…リブ木目軒天は良いもので、それを標準としてるので…
すみりんイチオシの軒天なのにごめんなさい!
まさかのリブ木目軒天を差し置いて、Wood Style軒天を採用することにしました。
色は「ナチュラルメイプル」「ナチュラルオーク」「ナチュラルチーク」の3種類あり、「ナチュラルチーク」が良いのではと思いましたが、
軒天って下向きに貼るから、暗く見えるよね?
というふーりん夫の一声で、
軒天サンプルをひっくり返し、シーサンドコートのサンプルを当て色味チェックを行いました。
全体的に色が暗く見えるから、チークは暗すぎるかも?
軒天を選ぶときはサンプルをひっくり返せとまでは言いませんが、
暗くなるイメージを持っておくことは大切だと思いました!
サンプルをひっくり返す奇行に走る私たちを、温かく見守ってくださった設計担当さんには感謝です
その他に打ち合わせた、雨樋やサッシのことは後編にしようと思います。
ここまでお読みくださりありがとうございました!
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