ハウスメーカー選びをしていたときに、2番目に訪問したのは住友不動産でした。
住友不動産と言えばマンションでは…?のイメージで展示場に行った私たち。
すみりんとどういう関係?
マンションだけではなく注文住宅も手掛けているってこと?
残念ながら住友不動産とも契約には至りませんでしたが、提出してもらったプランが一番気に入ったハウスメーカーでした。
訳あってあまり期待していなかったので、プランの希望はさらっとしか伝えなかったのに、一番ドンピシャなプランを出してきたときはビックリしたね
「もう断る気でいたのに良い間取りがでてきた…!」となった打ち合わせも、今後記事にしていこうと思っています。
住友不動産とは?
住友不動産はどんな会社?
社名が似ている住友林業との関係ですが、それぞれは住友財閥が解体されたあとに設立された会社であり、「住友グループ」に所属しています。
住友不動産が黄色、住友林業が緑色でカラーは異なるけど、会社ロゴは同じものだね
その名のとおり、住友林業は「林業」を、住友不動産は「不動産業」を中心に行い発展していきました。
現在、住友不動産は、都市開発から注文住宅まで手掛ける不動産の総合ディベロッパーです。
「オフィスビル賃貸事業」「マンション事業」や注文住宅・新築そっくりさんなどの「ハウジング事業」「不動産仲介事業」の4つを展開しています。
総合ディベロッパーのため、土地探しから注文建築、住み続けるうえでリフォームや建て替え・住み替えが「住友不動産という同じ会社のなかで行える」という特徴があるようです。
住友不動産の他社にはない強みとは?
住友不動産の住宅の総売上(2021年3月期)が戸建て804億円(2,374戸)、マンション2,524億円(4,149戸)であることからも、住友不動産はマンション事業に力を入れている会社です。
マンションは戸数が多いため、内装材・建具・住宅設備を大量発注します。それにより、仕入れ値の大幅なコストダウンが実現します。
マンション用に発注した高級仕様の資材を、低価格で注文住宅に提供することが可能だそうです。
キッチンもシステムバスも、低価格でハイグレード仕様を導入可能です
低価格でハイセンスな内装を入れられるなんて、すごい…!
住友不動産の構造は?
工法について
住友不動産の家は木と面構造でつくられており、2×4工法、2×6工法、ウッドパネル工法の3種類の工法が選べます。
2×4工法
広い室内空間を確保しながら建物の高さを抑えられるため、都市部の3階建てに最適です。
標準の工法として建設できるようです。
2×6工法
2×4工法を上回る断熱性能を実現するため、省エネにこだわりたい人におすすめということでした。
2×4工法と比較して断熱が強化されている工法のため、+αのオプション価格で建設できるようです。
ウッドパネル工法
木造軸組工法に面を組みあわせて、軸組工法をさらに強化し地震に強い家にしています。
面となる構造用合板も、約2倍のせん断強度のパーティクルボードを採用しているほか、一般的な木造軸組工法の2倍の釘打ちをしているようです。これも、2×4工法と同様に標準として建設できるようです。
「エンジニアリングウッド」と呼ばれる集成材を使用することで、押しつぶす力に対する強度は無垢材の約1.46倍、曲げる力に対する強度は約1.35倍あります。
集成材によって、無垢材のそりや割れなどの欠点を解消します
また、接合部に構造用接合金物を採用しています。これにより、断面欠損を抑え従来より1.5倍強度を上げることが可能です。
さらに、「パワーパネル」という高倍率耐力壁を標準装備しており、地震に強く開放的な間取りをつくることができます。
ウッドパネル工法にかなり力をいれているのかな、という印象でした
基礎について
住友不動産の基礎は耐久性75年以上のベタ基礎とのことでした。
耐震性・制震について
住友不動産の家はどの工法で建てても、耐震等級3を取得可能です
住友理工の制震ダンパーを1階に標準設置しており、これによって地震の揺れを約50%低減することが可能です。
制震ダンパーは特殊粘弾性ゴムでできており、劣化促進試験で100年後でもほとんど性能が変わらないことを確認しているようです。
加振実験は震度6強を7回実施し、1階層間変異が100mm以内の安全限界内にとどまることが確認されています。
阪神淡路大震災、東日本大震災、熊本地震のいずれも全半壊0でした
住友不動産の断熱・気密性は?
断熱材は高性能グラスウール24Kを採用しています。
サッシに関しては、高断熱ペアガラスもしくはトリプルガラスの高耐候樹脂サッシを採用しているようです。
工法ごとのおおよその断熱性能はこのぐらいの数値です
工法 | UA値 |
2×4工法 | 0.46 |
2×6工法 | 0.37 |
ウッドパネル工法 | 0.39 |
一方でC値に関してはプランで大きく変わるため、施主宅の実測値でもC値:0.42~1.10と幅があるようです。
気密性より断熱性を重視するのが住友不動産の考え方です
外観デザインについて
住友不動産の注文住宅は、2003~2004年のJ-URBAN以来、全17商品でグッドデザイン賞を受賞しているようです。
外観は家の顔になるから、おしゃれなデザインにしたいな
住友不動産の保証は?
引き渡しから10年ごとに点検を行い、住友不動産が必要と認めた有料メンテナンスを実施した場合、最大60年の構造躯体保証が得られます。
キッチンやシステムバスなどの水回り住宅設備はオプションで10年保証にすることが可能です。
メンテナンス費用は30年で約300万円程度です
契約からのスケジュールは?
契約から約3ヶ月で着工、着工から約4ヶ月で入居に至るようです。
気になる費用の話
約30坪で建物費用・諸費用含め3000~3500万円程度を予算としてみておけばよいとのことでした。
プラン作成すれば、おおよその見積もりも出せると思います。
また次回以降作成していきましょう。
まとめ
今回の打ち合わせは、住友不動産の紹介をうけて終わりました。
次回以降、質疑応答やプランの作成を行い、いずれオーナー宅の見学に伺う予定だそうです。
話の流れで、マンションから注文住宅検討に流れてきたことも伝えましたが、
私はマンションでも注文住宅でも、どちらにも良い点があると思います。
でも、大切なのは自分や家族にとって住みやすい家を見つけることではないでしょうか。
良い意味で、注文住宅の営業らしいガツガツとした雰囲気がない営業さんでした。
ゆっくり時間をかけながら、「自分たちにとって良い家とは何か?」を考えながらいえづくりをしていきたいと思えた打ち合わせでした。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
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