今回は、住友林業しかないシステム?の「申し込み」と、申し込み後に行われる「敷地調査」「地盤調査」についてです!
それまでのハウスメーカー訪問では3回ほど打ち合わせを行うと、希望エリアの売土地やハウスメーカーの分譲地をモデルに
この土地にはこんなプランどうですか?
と、それまでの打ち合わせで顧客の要望や好みをある程度把握した営業さんがプランを提案してくれていました。
しかし、住友林業ではイベントなどがない限りこの申し込みを行わないとプランを作成してもらえません。
プランを作成してもらうためには5万円かかるってこと…?
ほかのハウスメーカーでは無料でやってくれてたあのプラン作成のこと…よね?
5万円という大金がまず目に入ってよくわからなくなり、ふーりん夫婦も誤解したこの制度、解説していきます!
申し込みとは?
住友林業の家づくりというパンフレットでは、申し込み制度について以下のように記されています。
建築請負契約のためのお申込みではなく住まいづくりの前に敷地調査、地盤調査を行ない、お客様のご要望を反映したプランを作成し、そのお見積もりや内容の説明にいたるまでを行うためのものです。
簡単に言い換えると、「その土地にあったプランを作成したいから、まずは敷地調査と地盤調査をするよ!その結果をもとにプラン作成するね!」ということです。
つまりは、プラン作成=5万円というわけではなく、
敷地調査+地盤調査+プラン作成=5万円と考えることができます。そして、この5万円は最終的に設計料などに充当されるようです。
じゃあ、土地がない人はどうすればいいのかな?
土地購入から計画している人は、敷地調査・地盤調査が土地の購入後しかできないため、購入するまではプラン作成のみということになります。
申し込みで得られるメリット
申し込みをすることで得られるメリットは以下が考えられます。
- 敷地調査・地盤調査を行ってもらうことで、契約前に地盤改良費などの必要経費が把握できる(契約後に地盤改良費による思わぬ増額がない)
- 敷地にあったプランを最初から1級建築士に作成してもらえる
予期せぬ大幅増額となり得る地盤改良費も、この申し込みで地盤調査を実施してもらうことによって見当がつきます。
土地から購入する場合、このメリットは当てはまらないね
しかし、1に当てはまらずともプランを最初から1級建築士に作成してもらえることはかなりの魅力なのではないでしょうか?
なぜなら、契約前は営業さんがプランを作成し、契約後に建築士が介入して完成させていくパターンが多いからです。
私たちは住友林業を除いて4社にプランを作成してもらいましたが、確実に2級建築士以上に作成してもらえたのは1社のみでした(その1社も、通常であれば契約前までは営業さんがプラン作成するようです)。
プラン作成にしっかり建築士さんが関わってくれるのはありがたいね
申し込みをしたけど契約しなかった場合は?
申し込みをしたけれども、諸事情で契約に至らなかった場合はどういう流れになるのかも営業さんから教えていただきました。
土地があり敷地調査・地盤調査をしてもらった人
所有土地があるため、敷地調査と地盤調査はおそらく終わってしまっていると思います。
その場合調査代という実費が発生してしまっているため、5万円は返金になりません。
ちなみにその調査費用は約25〜30万円かかっているそうですが、追加徴収はないとのことです。
調査をしてもらった後に契約に至らなかったら住友林業としては大損ですよね?
そんな例は少ないだろうと仮定してやらせてもらっているので、そういうことが増えてしまうと大損ですね
土地がないためプラン作成だけしてもらった人
土地を購入するまでは調査に入れないので、プランを先に作成してもらうことになります。
建築士さんの人件費の問題はありますが、調査という実費は発生していないため5万円は返金されます。
だから、営業さん的にはあまり声を大にして言えないらしいのですが
プラン作成してもらいたいがために申し込みをされる方もいることにはいます…
敷地調査とは?
上記の申し込みを行ったら、営業さんと敷地調査・地盤調査の日程を調整します。
当初は土地からの購入予定でしたが、ふーりん夫の実家が所有する土地に建築することになったため敷地調査・地盤調査を実施してもらうことにしました。
例の横槍があり、敷地調査までこぎつけるのも大変でしたがそれはまたのおはなし…
それぞれの調査は住友林業の子会社である住友林業アーキテクノが行います。
敷地調査は
境界、用途地域、防火、建蔽率・容積率、建物の高さ、建築協定と壁面後退、北側斜線、道路、道路斜線、法面・擁壁、既存物の状況
の項目を確認してもらいます。
建蔽率・容積率など建設に必要な調査だけでなく、隣家の窓の位置の調査など、今後その土地で住宅を計画する上で検討しなければいけない点を明らかにしていきます。
窓を開けたら隣家の窓、とならないように計画してもらえるのは嬉しいな
また、敷地内に水道や都市ガスなどのライフラインが整備されているかも確認してもらいます。
私たちの建築予定地では、水道は通っていますが水道管の口径を13mmから20mmのものに変更しなければならないことがわかりました。
地盤調査とは?
写真のような機械を使用し、建築予定地盤の強弱を調査していきます。
スクリューウェイト貫入試験といい、先端にスクリューがついた棒のようなものを地面に向けて進めていき、どれだけ棒が地面に沈み込むかを測定するようです。
①自重のみで棒がストンと地面に沈むか
②棒の上におもりを載せ、おもりを増やしていくと徐々に棒が地面に沈むか
③おもりを載せたまま、棒をスクリューさせると地面に沈むか
①で耐えたら②、②で耐えたら③と順に進んでいき、進むほど地盤強度があるということになります。
①で沈んでしまったら、軟弱地盤ということです
まとめ
住友林業で打ち合わせを進めていき、プランが見てみたいなと思ったら「申し込み」という手順を踏まなければならないことを解説していきました。
5万円という額に躊躇してしまいそうになりますが、土地からの契約を検討している人にとってはデメリットというデメリットもないのではないかと思います。
一方、土地の調査をしてもらった後に住友林業と縁がなかったとしても、調査書は1冊の本かと思うようなボリュームのものが返ってきますので、自分の土地を知るという点では決してデメリットとなるものではないのでしょうか?
ちなみに、地盤調査結果はその調査をしたハウスメーカーでしか使えないらしいです
今回敷地調査・地盤調査をしていただいて、地盤強度以外に色んなことが発覚し思わぬ増額が決定しましたので、それはまたのおはなし。
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